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越前一乗谷呪い殺人 KODANSHA NOVELS （著）山村正夫 1993年2月5日第一刷講談社発行

「薄濃」—————織田信長が朝倉氏を滅した時、
当主・義景の頭蓋骨を使用して作られた杯を呼ぶ。
この薄濃を所持する美女が供養して欲しいと、
名探偵・滝連太郎の実家の葬儀社に依頼した。
だが、供養の当日、薄濃は消失し、女も失踪、
遺体となって東尋坊で発見された!
女が手にした落雁はダイイング・メッセージか!?

【著者のことば】
インドを発祥地として日本に伝わった将棋は、
大将棋、中将棋、 小将棋を経て、
現代の四十枚の駒組みのルールが確立した。
だが、 織田信長に滅ぼされた朝倉義景の居城、
越前一乗谷の遺跡から、
かつて小将棋に使われた酔象駒が出土したことから、
そのルールの切り替え時がはたして
その時代だったのかどうか?
将棋界の謎になっている。
義景といえば、
信長がその髑髏を薄濃にして新年の祝宴の肴にしたことが史実に記されているが、
信長がなぜそれほどまでに義景を憎んだかは、
これまた不明である。
本書はそれらの謎を現代の連続殺人の裏に甦らせ、
義景の愛妾だった小少将の悲恋伝説をからませて、
ロマンの色濃い伝奇本格推理小説に仕立上げてみた。

【もくじ】
プロローグ
金色の髑髏盃
第1章
奇葬の依頼者
第2章
不可解な失踪
第3章
一乗谷遺跡
第4章
東尋坊の惨事
第5章
酔象落雁
第6章
鬼門の謎
第7章
骨董商殺人
第8章
過去の迷宮入事件
第9章
逆転の真相
エピローグ
小少将の復讐

【著者紹介】
山村正夫
(やまむら・まさお)
昭和6年大阪生まれ。昭和51年「わが懐旧的探偵作家論」で日本推理作家協会賞、 「湯殿山麓呪い村」で角川小説賞を受賞する。近年は「小説教室」を開講し、新人作家の育成にも力を注いでいる。

【大きさ】
約17.5センチ×11センチ
202ページ

【状態】
×帯、色あせあります
×古いものですので、小口ヤケあります
×裏側カバー、よれ＆汚れあります
→写真参照
パラパラと見ただけですが
カキコミ、アンダーラインなどは
見当たりませんでした

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仕訳No.黒にんトリンカファイブ