日本独自リマスターで古いもの。
現在とは雲泥の差ではございますが、非常に良心的な音質でございます。
そもそも録音自体が安普請制作。音質の限界がございますが、単なるCD向け音調整で更に痩せ気味になる音質を上手く補う感がございます。
内容は言わずもがな。
ラインナップは驚きの年齢名手揃い。
Pit Passarell(B/B-Vo)、Ynes Passarell(G)、Felipe Machado(G)、Cassio Audi(Ds)、故Andre Matos(Vo)となります。
制作当時(1987年)が平均年齢16歳という驚きのラインナップ。
こういう類の音楽性に当時のブラジル国内シーンが不慣れ(初登場)という事から、おまけにプロデュースも手掛けるという驚愕の制作。
正直デモ制作レベルの感が否めませんが、案外高品質の楽曲が揃うというこれまた驚きの出来でございます。
Michael Kiske加入後のHelloweenの登場以降のバンドという印象が強いバンドでございますが、正直ヴォーカルがその系統の歌い方を用いるだけで、
音楽性はかのIron Maiden/Judas Priestの流れを汲む正統系・伝統系パワーメタルの感がございます。
どちらかと言えば、”German Metal”という(前述のMichael Kiske加入以降のHelloween登場以降の)概念以前の
「Judas Priest、IronMaiden影響下のドイツの正統系・伝統系HM」時代の四人編成時Helloweenの音楽性に近いものでございます。
ヴォーカル・メロディ重視や意外なメジャー感もあり、工夫はあれど無理に捻った展開はなく、非常に聞き易い音楽性でございます。
正直年齢もあり、(制作面やヴォーカル含め)技術面に青臭さやアマチュア臭さがございますが、それを差し引いてもなかなかの出来。
ブラジル初登場のHMという驚きの作品ではございますが、質の高さも驚きに値すると存じます。
大傑作と称される次作「Theater Of Fate」で世界的に大きな注目を浴びますが、
こういう驚きの前提が存在していたという興味深い事実でございます............................................
現在では入手困難の模様。この機会に是非。