石ロゴ期のフェルナンデスのエクスプローラーモデルを改造したものです。
改造は約15年前、兵庫県にあるギター工房Sagoに依頼し、プロの職人の手によるものです。
現状品としての出品です。
1弦が他の弦に比べると、若干音が詰まる印象がありますので、気になる場合はフレットの擦り合わせ等が必要かと思います。フレットはまだ弾けますが、比較的低い気がしますので、思い切ってお好みのフレットに打ち替えてみてもいいかもしれません。
いずれにせよ楽器店等でプロにメンテナンスしてもらうか、スキルがあればご自身で調整していただくことを前提としてご検討ください。
目視ですがネックはほぼストレートでトラスロッドに関しては入手して以来、自分ではいじってませんので状態は不明です。前の所有者や改造を依頼した工房で調整されたかどうかも知りません。ただ、入手依頼15年間ネックの状態は安定していますので特に問題はないと思います。
【改造内容】
エルボーカット
ボディはクラプトン使用モデルのようにエルボーカットしています。カットしてもらう際、2000年に発売された55本限定のギブソンカスタムショップ製のモデルのカットラインに忠実にカットしてもらうようリクエストしたので、昔フェルナンデスやグレコが販売していたクラプトンモデルのやや直線的なカットラインとは異なりますので、ご注意ください。
カット部分の塗装については6弦側ボディサイドのエッジ部分に色ムラが発生しています。古い塗装と新しい塗装の融合が上手くいかなかったらしく、Sagoから受け取る際「上手くいかなかった」との説明を受けています。
ただ、クラプトンが使用したエクスプローラーもカット後のオーバーペイントで同じ様なところに色ムラができてます(ギターマガジン2015年12月号参照)ので、何か不思議な力に導かれたのかもしれませんし、たまたまかもしれません。
ブリッジ
メーカーはギブソンだったかシャーラーだったかクルーソンだったか忘れましたが、ワイドトラベル(ハーモニカ)ブリッジに変更しています。サドル調整用のネジが1本異なりますが、これはSagoから受け取る際、「1個ネジが無かったから代わりのものをつけときました」との説明を受けてます。が、これには不信感があります。
改造を依頼する際、交換用のパーツとして新品で購入したものをギターに同梱して送ってますので、Sagoの説明に偽りがないとすれば、ブリッジのメーカーが不良品を販売したということになるのですが、ネジがなければサドルがその場に留まらずガタつくと思うので、出荷前の検品で分かりそうに思うのです。
ピックアップ
セイモアダンカンのSHPR-1nとSHPR-1bです。
ハムバッカー、P90、シングルの3種類の音色が出せるピックアップです。フロント、リアそれぞれ独立した3点ミニスイッチで切り替えます。
2つのハットノブ
マスターボリュームとマスタートーンです。
マスターボリュームをPULLするとチューナーが起動します。チューナーはN-Tune GIBSON-STYLE PACKAGE [Onboard True Bypass Chromatic Tuner]という製品です。
チキンハットノブ(白)
メーカー名は忘れましたが、5点ロータリー式のブースタースイッチです。時計回りに回していくほど歪み量が増します。
(1)オフ(クリーン)
(2)、(3)クランチ
(4)オーバードライブ
(5)ディストーション
現状ではこんな感じですが、内部にトリマーがあり調整できます。キャビティの蓋を開けなくても調整できる様に、蓋に穴が開いてます。
チキンハットノブ(黒)
6点ロータリー式のバリトンスイッチです。
ギブソンのES-345等についているようなバリトンスイッチをつけたくて、Sagoに制作してもらった回路となります。
2つのトグルスイッチ
マスターボリュームとマスタートーンの間にあるのがピックアップセレクターです。
ホーン(通常のエクスプローラーのピックアップセレクターの位置)にあるのはスイッチング奏法用のキルスイッチになっています。
ギター本体、交換用・増設用の新品パーツ(ピックアップ、ブリッジ、ブースター回路、チューナー回路、バッテリーボックス等)、改造工賃を合わせた総額は、15年前の価格で約35万円くらいでした。
ピックアップのケース、チューナーのパッケージ、ブースターの説明書、元々付いていたエクスプローラーのパーツの一部が付属します。
ノークレーム、ノーリターンでお願いします。