
Sankenのカメラマイク「MS-7C」と風防「WPM-7」のセットです。
マイクにテレビ局の昔のステーションマークが刻印されています。ステーションマークの利用に際しなんら許諾を得ていないのでその部分にはモザイクをかけています。
現状渡しになります。
古い機材ですので音質やノイズ等の細かい状態に関しては保証致しかねますが、万が一全く音が出ない場合には対応致します。
以下はAIによる商品説明です。
参考までにどうぞ
Sanken MS-7C マイクロホン(カメラマイク)
概要:
Sanken(サンケン)MS-7Cは、主に報道・ENG用途に使用されるコンパクトなガンマイク型コンデンサーマイクです。カメラ直付け型で、放送局・プロダクションで長年使用されてきた信頼性の高いモデルです。
主な特徴:
形式: コンデンサー型(ファンタム電源48V駆動)
指向性: 単一指向性(カーディオイド)または超指向性(モデルによる)
周波数特性: 明瞭でナチュラルな音質設計、特に人の声の収音に優れる
構造: アルミ合金筐体で軽量ながら堅牢。長年の使用にも耐える作り
接続端子: 標準的なXLR3ピン(キャノン)端子
用途: ENGカメラ、放送用収音、インタビューなどに最適
Sanken WPM-7 ウィンドプロテクター(風防)
概要:
WPM-7はMSシリーズマイク(特にMS-7C)用に設計された専用のウィンドスクリーンで、屋外での収音時に風切り音やポップノイズを大幅に軽減する役割を担います。
主な特徴:
対応マイク: Sanken MS-7シリーズ(特にMS-7C)に適合
構造: 金属メッシュ + 内部スポンジ素材の二重構造
高耐久性: 軍用規格にも似た頑丈な金属メッシュで長寿命
防風性能: 中〜強風環境でも安定した音質維持
取り付け方法: マイクヘッドにかぶせて装着(差し込み式)
組み合わせ使用時のメリット
MS-7CとWPM-7はセットで設計されており、WPM-7を装着することでMS-7Cの指向性とクリアな収音性能を保ちつつ、風切り音などのノイズを大幅に抑えることができます。特にロケ撮影や屋外取材時に効果を発揮します。
備考
メーカー: Sanken(サンケン電気株式会社)日本製
Sanken(サンケン)MS-7Cの音質傾向について、プロ向けの技術視点から詳しく解説します。
Sanken MS-7C ― 音質傾向の詳細解説
■ 基本特性
以下のような音質特性が意図的に設計されています:
1. 中域にフォーカスしたナチュラルな音
人の声(500Hz〜3kHz)を非常にクリアに拾うように調整されており、会話やインタビューの収音に最適です。
中域のレスポンスがフラット寄りで、「誇張感のない自然な音質」を提供。
ボイス帯域が強調されすぎず、耳疲れしにくい仕上がり。
2. 高域:適度にロールオフした自然な減衰
5kHz〜10kHzの高域はわずかにロールオフ(減衰)しており、シャリシャリした「痛い高音」にならない。
「環境音との分離」よりも「自然さ」重視の音作り。
サ行の刺さり(シビランス)が抑えられており、後処理の必要が少ない。
3. 低域:ローカット処理が想定された抑えめな特性
100Hz以下の低域は抑え気味で、ハンドリングノイズや風雑音の影響を受けにくい。
報道カメラやENG環境での「使いやすさ」が優先されている。
必要に応じてポスト処理でブースト可能。
4. 指向性:自然な単一指向性(カーディオイド)
過度な鋭さを避けた「中庸な指向性」で、オフマイク音を不自然に切り捨てない設計。
室内でのリバーブ成分も程よく取り込み、臨場感を残すバランス。
総合評価:
特性内容
音色ナチュラル、落ち着いた声向き
指向性やや広めの単一指向性(扱いやすい)
音の硬さ柔らかめ、耳当たりの良い音質
主な用途インタビュー、報道、ナレーション収録
想定環境屋外(風防あり)・屋内(会見、記者会見など)
比較参考:
モデル音質傾向
Sanken MS-7C中域重視・ナチュラル・声優先
Sanken CS-1eよりタイトな指向性・高域の抜けが強め
Sony ECM-680SMSステレオで空間感重視、やや硬めの音質
技術的な使い分けポイント
音質の「リアルさ」を優先したい場面(会話の記録、ナレーション収録)に最適。
高音域を強調して「抜け感」を出したいならCS-1eなどの他機種の方が適す。
カメラ直付けで音質を犠牲にしたくない人にとってMS-7Cはプロ機として非常にバランスが良い一本。