● 日経新聞の黒い霧 大塚将司 イトマン事件 コスモ信組事件 TCW事件 経済犯罪史に残る三事件の裏面で蠢いた日経幹部が自社不正を暴く!

● 日経新聞の黒い霧 大塚将司 イトマン事件 コスモ信組事件 TCW事件 経済犯罪史に残る三事件の裏面で蠢いた日経幹部が自社不正を暴く! 收藏

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日経新聞の黒い霧

日経新聞には、日本を代表する経済紙というオモテの顔と、疑惑に包まれたウラの顔がある。
元日経経済部のエース記者だった著者は、イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件などの背後にどす黒い闇をかいま見て愕然とする。
自社の幹部が、とんでもない不祥事を隠蔽している可能性がある――。それに気づいたとき、取りうる選択肢はふたつあった。一サラリーマンとして見て見ぬふりをし、残された会社員人生を全うするか。もう一つは、闘うか、である。
著者は後者を選んだ。
まず、疑惑の徹底した洗い直しをする。本書で明かされている事実のいくつかは、捜査当局も知らない重大な不正を示唆している。官僚、大銀行、日経OBなど多くの知人が密かに情報を提供し、著者は一歩一歩疑惑に迫っていく。いくつかのピースが埋まったのち、浮かび上がってきた背筋の寒くなるような真相とは――。
ドンキホーテ的な闘いをつづける著者に、社内「官僚」からは冷笑的な視線が浴びせられる。会社員として残り10年を全うすれば高額の年収が保証されているのに、いまさら、なぜ闘うのか。
その理由を、著者は自らの内面を見つめながら掘り下げていく。
著者は取り澄ました大新聞幹部たちの右顧左眄する素顔を白日のもとに晒し、返り血を浴びながら進む。
多くの組織人は、強い痛みとともに自らの姿を顧みるはずだ。


イトマン事件、コスモ信組事件、TCW事件…経済犯罪史に残る三事件の裏面で蠢いた日経幹部がいた。元・日経エース記者だった著者は、疑惑を追及するため孤独な闘いを挑む。精緻な分析・調査によって、浮かび上がってきた背筋の寒くなるような真相とは―。

目次
第1部 汚れたカネ(スクープ;闇に食われたイトマン;歪められた第一報 ほか)
第2部 サラリーマン記者(赤坂「クラブひら川」;社説の欺瞞;沈黙という「未必の故意」 ほか)
第3部 決起(鶴田卓彦という男;懲戒解雇;後に続いた現役記者、OB ほか)


レビュー
日経新聞は金融実務家の間では評判が悪い。追従ものやあらかじめ決めた方向性で記事を書く傾向が強いからだ。そんな日経の、ひとりの記者が行った壮大な闘いの記録。社長の行状は途方もなく古いタイプの不~~行跡だが、主人公(=著者)が闘いを挑む方法は、社員株主であることを利用した株主総会での提案だ。まさに古いタイプの企業経営と「会社は誰のものか」論の闘い。まさ
にそれは日本の企業社会が迎えた転換点である。このあたり企業小説ばりの緊迫感だが、な
にしろこれはノンフィクションであり、迫力が違う。本書のもうひとつのメインストーリーは~~、自浄作用を失った会社で、モラルを失った経営
が組織全体を蝕んでいく様だ。「巨悪」のみならず、細かく描写された現場の記者たちの蠢
きかた、そしてそれを分析する著者の冷めた視線が、この物語が、ひとつの新聞社の特殊な
話ではなく、日本企業共通の風土であることを、読者につきつけている。


大経済紙の内幕がリアルに描かれている。組織が腐る時はトップから、という原則は変わらないのだなと感じた。

日本経済の方向をリードしていると自負している日経の社長の目に余る公私混同や、戦後最大の経済事件と言われるイトマン事件等々に触れている。一番興味深いのは、イトマン事件。闇の勢力に取り込まれ、1,000億円以上の金が消えてしまった。


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