
【昭和16年製 松下無線㈱
ナショナル受信機 R-4D
高周波1段付き再生ラジオ】
真空管ラジオが欲しくて5年前にで修理整備済み、動作確認済みを購入しましたが終活で出品します。
自宅が名古屋市でNHK名古屋を時々聞き、今回の出品前も同局の受信を確認
済みです。
前の持ち主(出品者)が実に詳しい技術者で、本機の修理内容を記述していたので、もし落札された場合に落札者の
参考にその記述内容を以下に記します。
【以下(長文)あくまでも参考にて、
ご質問にはお答えできません】
■一度故障したあと良い環境で保管
されていたらしく戦前のラジオとしては
状態が良い。
■昭和30年代に修理の形跡あり、電源ケーブルはその時交換したと思われる。
■使用真空管にはすべて日本放送協会(NHK)認定を示す「放」のマークの捺印あり。UZ-58、UZ-47、UY-47B、KX-12F
なかでも UY-47Bの良品は滅多に無いらしい。
■当時の贅沢品のダイナミックスピー
カーを採用。
※フィールドコイル型スピーカー
(ラジオの使用電流で励磁するもの)
※ハムニュートラル機構があり
ハム音を若干ながら軽減。
■感度階級が「微電界級(遠距離受信用)」
の高周波1段付き再生ラジオで、
受信感度を上げるため以下の特徴あり。
※コイルのQ(Quality)を上げるためリッツ線を使用した大型コイル。
※微弱電波を検波するためのグリッド検波を採用()グリッド検波の音質は良く無い)
(高一付きの場合は感度は十分あるとして音質重視でプレート検波が一般的)
※3段階のアンテナコイルタップ切替え
・分離:近隣に強力な放送局があるとかぶってしまい他局が受信しづらいので、敢えてアンテナを下げ、目的局は再生をかけて受信。
・標準:近隣にかぶるような放送局が無い場合。
・感度:遠距離局を感度を上げて受信する場合。
上記の設計で受信感度は非常に高い。
■アンテナコイル切替えと再生の強弱でスピーカー音量調整を行う設計になっているので、音量を絞れない時はアンテナ線の長さと方向を変え、受信能力を下げることになります。
■修理整備を行った箇所は次の通りです。
※出力トランスを手持ち品に交換
(断線のため)
※ペーパーコンデンサ全量交換
(ブロック型は不恰好にならないよう未接続で残置)
※電源平滑用コンデンサ交換
(ブック型ペーパーコンデンサ導通のため)
※真空管供給電圧が定格範囲内に収まるよう平滑抵抗を追加(貴重品UY-47B対策)
(フィールドコイル抵抗 1.7kΩ+バイアス
抵抗57Ω+追加抵抗 2kΩで定格 180Vに
ダウン)
※UY-47B半固定バイアス回路安全強化
(抵抗の二重化とバイパスにケミコン投入)
※バリコン、コイル、トップグリッドへの接続線を交換(浮遊容量対策)
※グリッド検波の入力コンデンサ容量を
1/4の容量に変換(浮遊容量対策)
※絶縁計で電源トランス一時側絶縁を確認。
※ヒューズ及びパイロットランプは交換困難な場所にあるため新品に変換。
※再生用豆コン用のツマミのイモネジが壊れているので紙で詰め物し使用。
★その他気付き事項★
・浮遊容量対策を施し SSGで測定した受信可能周波数範囲は 520Khz~1520Khz
・パネルの周波数表示と実際の受信位置が合いません。
・ダイアルバックラッシュもありますが選局に支障ありません。
・真空管のハウリングがありますが、
放送を受信すると気になりません。
★注意点★
本機はスピーカー励磁と出力管バイアス電圧取得のために電源トランスのマイナス側にフィールドコイルとバイアス抵抗が入っています。
一般的な電源回路とは異なるので、この後メンテナンスを行う場合は回路をよく理解して行って下さい。 以上
私はNHK名古屋放送局しか聞かなかったので、他局は試聴していません。
現代のラジオ性能、音質と比べないで
下さい。
写真と商品説明が全てです。
ノークレーム、ノーリターンで
お願い致します。