後の2003年からスタートする川久保玲氏＆渡辺淳弥氏のHOMMEや、JUNYA MANでの製品染め加工やステッチ加工のルーツとなるデザインで、当時、非常に工程に手間がかかり少数生産で予約販売していた為、お探しの方も多いのではないでしょうか。

・特筆すべきは、非常に高品質で目の詰まったシャリ感のある綿素材を使用し、特殊な村感のある美しいブルーグレーカラーで立体感のある製品染めを施し、要所にホワイトステッチを施したリラックスシルエットのワイドパンツです。

・写真5枚目のようにボタンも特殊な染めを施されており、美しいシルエットと相まって、田中啓一氏特有の上品な質感を出しており、製品染めの立体感もあり、Tシャツ等でシンプルにコーディネートしても非常にインパクトがあり、ジャケット等で着用してもオン/オフ問わず幅広くコーディネートできるシンプルながらも洗練されたインパクトのある非常に秀逸なデザインです。

上質な素材を絶妙なシルエットで仕上げる田中啓一氏独自の世界観が表現されており、最近のリラックスシルエットに非常にコーディネートしやすいのではないでしょうか。

当時、新品購入後、2〜3回程度の室内試着で程度で、桐製クローゼットの中で保管しておりました。

あまり着用していない為、破れやほつれ、その他特筆すべき大きなダメージははなく経年を考慮しても極めて良いコンディションを保っているかと存じます。

香水、タバコ等の匂いはございません。

この頃のコレクションは風合いを重視するため、高品質に開発された素材を使用しており、経年変化も独自らしく楽しんで行く概念で製造されておりました。
着用して頂けましたら現代の服には存在しない独特の情緒的な質感と雰囲気が伝わるかと思います。