
グルック 歌劇 オルフェオとエヴリディーチェ フランス語版 DVD ガーディナー 廃盤 美品 コジェナー ベンダー プティボン パリ シャトレ座 1999頃 ブライアン ラージ
ガーディナーのオルフェオとエヴリディーチェです。この曲はバージョンの問題が複雑で けっこう厄介です。古楽全盛の時期で ガーディナーの指揮ですので ある程度の予想はつきますが、何かしらの理論や所以を含む 興味深い上演である事は確実だと考えます。諸事情については、初出の際のPR記事に詳しく記載されていた筈で、当然月評も読んでいる訳ですが、全く記憶がなくお恥ずかしい限りです(この曲の複雑な改訂の経緯については 都度資料を見てはいるのですが、ほとんどが上演の都合による改訂だったらしく 余り興味が湧かず 何度読んでも記憶には残らずじまい…でした)。
ブックレットが添付されておらず バージョンやトラックの詳しい情報が分かりません。一応は…1.シャトレ座での公演で、“ジャ ペルデゥモン エウリディース”と歌っているので フランス語上演であることは確実 2.“精霊の踊り” ほか途中にたくさんのバレエ音楽が含まれる 3.終幕はハッピーエンド 4.管弦楽が鄙びてサラリとして軽やか 5.ジャケットをいくら見回しても “ベルリオーズ”の“べ”の字も見当たらない… などなど。
素人の勝手な感想として… 先ずは “全体の古雅な味わい” と “フランス語の歌詞とバレエ” が特徴的で、それを “ベルリオーズ版” の上に投影したリミックス版ではないのか との印象を受けました。骨格はベルリオーズ版なのでしょうが、換骨奪胎が行き届き いわゆる“擬古典化”に成功していて、“ベルリオーズの影”を殆ど匂わせない変容ぶりだと感じました。
ご承知の通り ガーディナー には 89年録音のオッターを主役としたフランス語版と 91年録音のレイギンを主役としたウィーン版の2種の録音があり、この録画が加わる事で “一連のシリーズ”が完成したのだろうと感じます。正確には分かりませんが、コピーライトが2000年ですので 多分1999年頃の舞台で、同じくEMIから出ていたアルチェステの録画と同年の収録かと思われます。1990年頃からの10年間 ガーディナーはグルックをかなり集中的に採り上げていた訳で、少し前のエラート時代から合わせると 彼の手で “グルックオペラの可能性”のかなりが開拓された事に気が付きます。この辣腕ぶりはカラヤン並みで…いつに限らぬ企画力と実行力には驚嘆するばかりです。
コジェナーが見事です。言葉だち鋭く感情の流露も充分ながら、決して枠からはみ出さない居住まいの正しさが素晴らしいです。いかにも現代ならではの歌唱だと感心しました。
演出は 抽象的と言うか象徴的と言うか…淡彩でニュートラルです。衣装も大道具もとてもシンプルで禁欲的。今ならこのままで “ラインゴールド”も出来そうな気配。ソリストもコーラスもスローモーションで…昔の白塗りの“舞踏”ふうに…ゆるゆると動くばかりで 逆にちょっと歌い難そう。たくさん出てくるバレエシーンでもダンサーは登場せず 出演者が縦横に行進するのみ(コーラスに高度な演劇的表現を求めるのは本来無理で、遠目ならともかく アップにされると緊張感の欠如が露呈します)。
映像演出はブライアン ラージ。この品 現在では廃盤らしいです。
余談ですが…私は ショルティ盤でホーンが歌っていたコロラトゥーラアリアが大好きです。異質で評判が悪く もう誰も歌いませんが、秋空に飛ぶホームランの様で…。
美品です。DVDは極美品です。新品を求めたのですが プラケースの爪一つが当初から折れていました。パッケージの際の粗相だと思われます。開封したのがかなり後の事で、交換が叶いませんでした。DVD本体は残りの爪で固定され無事でした。現代の品との交換は可能ですが、オリジナルも貴重だと考え そのままにしてあります。ケース表面に小凹み数点。ブックレットは添付されていません。ショップのサイトを見ると“ブックレットなし”の表記。大手レーベルにしては珍しい手抜きぶりです。
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