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■『やっさもっさ』獅子文六著。
装幀小穴隆一。昭和27年初版帯元Cellophane付き。新潮社發行。

■附録として、『やっさもっさ』の筑摩文庫版(2020年第二刷)を同梱致します。装幀が迚も面白いです。カバー裏面を御覧下さい。
　　　何故「崎陽軒のシウマイ」なのか
が頷けます。崎陽軒が全国区に為った経緯が書かれて居ます。横濱の人間として非常に嬉しいですね。併し個人的に幼少期に食した崎陽軒のシウマイの味が大分凋落したので些か残念に思います。昔はシウマイの紙箱を開封すると、
　　　　　ぶ ああああああ〜ッ と、
　　　　　半径５Meter位は貝柱の
　　　　　匂い(or→臭い)の大気圏
を形成しました。今は臭いが大分緩和されたと云うか、昔との違和感が有り過ぎますね。私の嗅覚の問題なんでしょうか？。(笑)

■因みに『やっさもっさ』は松竹澁谷實監督で映画化されて居ますので、Wikipediaで梗概を御検索下さい。現在同名シナリオ文庫も出品中です。
尚、獅子文六氏の文六には面白いEpisodeが有りまして、「俺は名だたる文豪(文五)の更に上を行くから文六だと称した」は可成り有名な話です。

●初版本は紙質経年劣化で本文に焼け・三方に斑滲みが有るものの比較的良い保存状態です。但し黴臭さは若干有ります。
●全247頁。書き込み有りません。
●古書に不慣れな方、殊更神経過敏な方には不向きです。回避為さるのが賢明かと思われます。爾後のClaim御容赦下さい。
●文庫版は新刊書店購入し繙かずに積ん読状態で置いていたものです。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。