最初期のオール・フィメール・ロック・バンドのひとつに数えられるACE OF CUPSにもこの一年後に参加したギタリストDENISE KAUFMAN率いるDENISE & CO.のブルース・ハープ薫るR&Bパンク"TAKE ME AS I AM"、哀愁ハーモニーを聴かせるミシガンの謎ガール・グループTHE PUPPETSのYOUNG RASCALSカヴァー"AIN'T GONNA EAT MY HEART OUT"、ヴォーグのモデルも参加していたというその名もTHE MODELSがAMERICAN BREEDより先に演った"BEND ME, SHAPE ME"、TURTLESのHOWARD KAYLANによって発見されたカリフォルニアのミッド・ティーン3姉妹CHYMESが哀愁漂うメロディを不機嫌に熱唱するやさぐれガール・ポップ・クラシック"HE'S NOT THERE ANYMORE"、オハイオ州デイトンのオール・ガール・グループTHE BITTERSWEETSのラヴリーけだるさ100%グルーヴィTULU BABIESカヴァー"HURTIN' KIND"、フランクフルトのガール・デュオTHE INTERPRETERSのたどたどポップ・ストンパー"I GET THE MESSAGE"、アセテート盤の中にしか存在しない幻のサンフランシスコ産女子バンTHE IDのJAライクな未発表スロウ・ブルーズ"THOSE EVER-LOVIN' BABY BLUES"、ケンタッキーのフォーク・パンクスTHE GLASS OPENINGによるしわがれロリータ・ヴォイスのララララ・ソング"I'M ON YOUR PREY"、"GLORIA"至高の丸パクリ・カヴァー"MELVIN"でも知られる4ピースTHE BELLESのタイト・ファスト・ビーター"COME BACK"、コンピ中最も知名度の上がったフロリダの出世頭THE LUV'D ONESのディストーテッド・ファズ炸裂ダーク・ガレージ・サイケ最高峰"UP DOWN SUE"、LAのガール・デュオKIM AND GRIMがこのすぐ後にQUICKSILVERやKALEIDOSCOPEも取り上げたヒップ・ソングを先取りした"YOU DON'T LOVE ME"、SHELLEY FABARESライクな謎ガール・ポップ・ヴォーカルLYDIA MARCELLEがPAINTED FACES等のリリースでも知られるMIKE CURBのストレンジ・レーベルMANHATTANに残したガレージ・ソウル・ポッパー"THE GIRL HE NEEDS"、ミネソタの高校生ガール・インスト・コンボTHE CONTINENTAL CO-ETSのそのままRAMONESにも通じていくパンク・インストロ"MEDLEY OF JUNK"、SHADOW MORTONプロデュースのオンナBEATLESことTHE BEATLE-ETTESがフーッ!と弾けるまんま初期ビートリッシュ・ビーター"ONLY SEVENTEEN"、BUDDY RICHの愛娘CATHY RICHがKIM FOWLEYと組んだポップンウィアードな"WILD THING"、おなじくKIM FOWLEYのトーキング・ヴォーカルの裏でとにかく女子がルイ・ルイと騒ぐALTHEA AND THE MEMORIESのタイトルどおりトラック"WORSE RECORD EVER MADE"と、まさにガールズ・ガレージ・クラシックのみがガツンと詰まっています。