【製品について】
オールド・ファンには懐かしい、お馴染みのジャーマン・ビンテージの老舗音響メーカー、Neuruppin。日本では、ノイルッピン或いはノイリッピンと呼ばれていた、この音響メーカーは、Sachsenwek社などとともに、東独の中でも特に高い技術力を誇るメーカーでした。私のようなオールド・ファンには、どちらも、若い頃の憧れのメーカーでした。出品のユニットは、このNeuruppinのロクハン・フルレンジ、P 555。樹脂製のフレームですので、P 555の中でも比較的前期、1950年代中頃の製品と思われます。Pairでの出品になります。(製品№も揃っていますので、当初よりペア取りされていたものと思われます。) Type P 555は、強力な磁気回路と軽量の振動系、さらにはパンパンに張ったコーン紙とフィックスド・エッジで構成されている、東独のハイスピード・ユニットの先駆けとなった製品で、Neuruppinらしい滋味溢れる再生音楽から、プロ好みのユニットの1つになっています。 音質的には、よく締まった低域の上に、緻密で高いレスポンスの(反応速度の速い)中・高域が乗った、いかにもNeuruppinらしい、温かで音楽的な響きになっています。高い分解能をもちながら、何よりも音楽的。やはり最後は計器ではなく人間の耳で判断するという、Neuruppinの設計思想が生きているように感じられます。
使い方としては、小型(10リットル弱)の密閉箱がお薦めです。基本的に、東独のハイスピード・タイプのユニットは、元々オーバー・ダンピング気味に設計されていますので、背圧をかけることで低域の量感が引き出され、よりスケール感がある再生音楽を聴くことができます。もちろん、後面開放でNeuruppinらしい素直な音楽を愉しむのもよいと思います。(この場合、トーン・コントロールを使って、ハイを少し抑え気味にすると、帯域バランスのとれたウェル・サウンドに仕上がります。)
ジャーマン・ビンテージらしく、能率もかなり高いので、小出力でも良質のアンプを使っていただけると、このスピーカー・システムの良さをさらに生かすことができると思います。管球式のシングル・アンプなど、最適かもしれません。なお。許容入力はけして大きくありませんので、過大入力だけは留意してください。
ラウンド径165mm。取り付け寸法は、ネジ穴対角でおよそ155mmになっています。(樹脂製のフレームですので、取り付けの際、締めすぎには注意してください。座金も、不揃いですが同梱しておきますので、使っていただきたいと思います。)
ジャーマン・ビンテージが、独自の途を歩み、まだまだその個性を十分に保持していた時代の希少なユニットだと思います。その意味では、初期のジャーマン ビンテージの愛好者の方、あるいはNeuruppinに憧れた時代を経験していらっしゃるオールド・ファンの方にお譲りできればと思います。
【商品の状態について】
〇 デカールが印刷タイプのため、部分的に消えかかっていますが、ほかには特にこれといった傷みは見られません。時代を考えるとまずまずの良品といってよいと思います。(デカールの状態については、型番、許容入力及びインピーダンスといったところは読み取り可能です。)
〇 DCRは揃っており(公称インピーダンスは4Ω)、音圧差も通常の使用で問題のない範囲に収まっています。
【その他】
発送はヤマト宅急便1ケ口、送料着払いでお願いします。(即決価格で落札いただいた場合、送料は当方で負担させていただきます。)
ジャンク品としての出品ではありませんので、輸送中の何らかのトラブルで、製品としての機能に問題があったり、状態が説明と著しく異なったりした場合、2週間以内に、その旨ご連絡いただければ、返品は受け付けます。
なお、同時に、趣味の音響製品を何点か出品しておりますので、よろしかったら、そちらもご覧ください。