商品説明文
【はじめに】
本品の蓋に刻まれた献辞内容(野口栄三郎氏およびブラムステッド氏に関する背景)については、刻印の文字、入手経路、および公開されている歴史的事実に基づいた出品者の推察であることをあらかじめご了承ください。 公的な贈呈記録等の資料が付属するものではありませんが、刻印の内容は当時の日米石油提携の歴史と極めて高い整合性を示しております。
【歴史的至宝:130年の時を超えた日米石油提携の象徴】
本品は、1892年(明治25年)に英国バーミンガムで制作されたスターリングシルバー(純銀)製のインクウェル(インク入れ)です。
単なるアンティーク銀器に留まらず、日本のエネルギー産業黎明期を支えた興亜石油(現ENEOS)創業者・野口栄三郎氏ゆかりの極めて資料価値の高い逸品です。
■ 歴史的背景と刻印の由来
蓋部には、当時の日米ビジネスパートナーシップを証明する以下の献辞が刻まれています。
「TO E. NOGUCHI / KOA — CALTEX 10 YEARS / FROM W.F. BRAMSTEDT」
受領者(E. NOGUCHI): 興亜石油創業者、野口栄三郎氏。 三菱合資会社小樽支店長を歴任されるなど、北海道とも深い縁のある人物です。
贈呈者(W.F. BRAMSTEDT): 米カルテックス社(Caltex)元会長。 戦後、野口氏と共に日米石油提携を推進した歴史的人物です。
背景: 1950年前後の提携開始から10周年を記念し、ブラムステッド会長から野口氏へ、特別に選ばれた19世紀のアンティーク銀器が個人的に贈られたものと推察されます。
■ 鑑定詳細(ホールマーク確認済み)
英国公認のホールマークにより、以下の事実が証明されています。
製造年: 1892年(デイトレター「S」より特定)
産地: 英国バーミンガム(「錨」のマークより)
材質: スターリングシルバー(「ライオン・パサント」刻印:純度92.5%以上を保証)
メーカー: John Grinsell & Sons (J.G&S)
(銀とガラスを組み合わせた美術工芸品で名高い、19世紀の名門工房です)
■ 商品の状態
直径11.5cm・高さ5cm
重量: 総重量 約299.19g
付属品: オリジナルのガラスインサート(インク壺内部)は、固定するシルバーのブリッジやネジに至るまで、当時のオリジナルパーツが欠損なく揃っております。
外観: 130年前のヴィクトリア朝時代のものとしては、非常に美しい光沢を保っています。銀特有の小傷やアンティークの風合いはございますが、重厚感のある素晴らしいコンディションです。
■ 出品者より
これほどまでに明確な歴史的ストーリーを持つ銀器には滅多に出会えません。
「ヴィクトリアン・シルバー」としての美術価値、そして日本の産業史を物語る「歴史的資料」としての価値を併せ持つ唯一無二の品です。
大切なコレクションとして、真価を理解していただける方にお譲りできれば幸いです。
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