BLACK SABBATH - BUER ALBUM(2CDR)
Nippon Seinenkan Hall, Tokyo, Japan 17th November 1980 TRULY PERFECT SOUND
「初来日屈指の大名演」「東日本のベスト・ギグ」と絶賛されている日本青年館ナイト。その真実を長年に渡って語り継いできた伝説キニーLPが復刻リリース決定です。
そんな本作に刻まれているのは「1980年11月17日:日本青年館」公演」。その極上オーディエンス録音です。当店ではサバス全史を扱っておりますが、伝説の初来日は特別中の特別。可能な限りの名作でアーカイヴしております。まずは当時のスケジュールでコレクション整理しつつ、本作のポジションにも迫ってみましょう。
・11月16日『FACE OF EVIL(中野夕の部)』
・11月16日:中野サンプラザ(夜の部)
*11月17日:日本青年館 ←★本作★
・11月18日『DEFINITIVE TOKYO 1980(中野SBD)』
×11月19日:中野サンプラザ(中止)×
・11月20日『KYOTO 1980』
・11月21日『DEFINITIVE OSAKA 1980』
【東日本ベストとなった奇跡の日本青年館】
以上の全6公演。彼らの初来日と言えば、某放送協会によるFM放送やサウンドボードが象徴的ですが、本作の日本青年館公演はその前日にあたるコンサートでした。そして、このポジションこそが極めて重要でして「日本青年館が東日本ベスト」と呼ばれる要因なのです。順を追ってお話ししましょう。
まず、初日「11月16日・中野サンプラザ」。この日は、メンバーも時差ボケ気味な上に1日2公演でお疲れ気味。ロニー以外のメンバーは、初日本の静かな観客にも戸惑ったようです。その一方、サウンドボードやFM放送で有名な「11月18日・中野サンプラザ」ではもっと深刻で、トニー・アイオミが牡蠣にあたって食中毒を起こし、ショウが中断するほどの絶不調。翌日のライヴがキャンセルになってしまったほど。それに対して本作の「11月17日」は、前日2公演で体内時計を強引にリセットした後であり、食中毒を起こす前。新生BLACK SABBATHの本領を遺憾なく発揮するベストショウの1つとなったのです。
こうして体調不良で東京日程を終えたBLACK SABBATHは、その後、西日本へ移動。キャンセル明けの「11月20日・京都会館」はライヴも実施されましたが、まだ病み上がりで本調子とはいかなかった。結局、アイオミが完全復調した最終日「11月21日・大阪厚生年金」が2つめのベストショウとなりました。マニア間でイチバン人気は、1曲「Children Of The Grave」も追加された大阪ですが、東日本の代表は「11月17日・日本青年館」なのです。
そして、その名演ぶりを伝えてきたのが名門キニーの伝説LP『BUER ALBUM』でした。本作は、その極上クオリティ盤からデジタル化した復刻CDなのです。
【奇跡を語り継いできた名門キニーの伝説LP】
そのサウンドは、まさに伝説。実のところ、LP化以前の大元カセットも発掘されて最高峰更新盤『DEFINITIVE BUER(Zodiac 150)』としてプレス化もされているわけですが、初来日の語り部だったのは本作の方。当時から「まるでサウンドボード」と呼ばれ続けてきたクリアさやダイレクト感は絶大で、現場の熱狂も不思議なほど遠い。耳の肥えた現代では音色的にサウンドボードと間違えはしないものの、妙にキーボードが大きかった伝統FM放送よりよっぽど聴き応えがあります。
もちろん、ピュア・オーディオ的には大元カセット起こしのプレス名盤『DEFINITIVE BUER』には及ばないわけですが、アナログだからこその温かみや厚みも非常に美味。繰り返し聴き込んでは、FM放送より遙かに素晴らしい名演に驚いていたあの頃。その記憶が鮮明に甦るのです。
そして、そんなメモリアル・サウンドで描かれるのは、「東日本ベスト」と呼ばれた大名演。FM放送では知り得なかったフルセットも確認しておきましょう。
●へヴン&ヘル(5曲)
・Neon Knights/Children Of The Sea/Lady Evil/Heaven And Hell/Die Young(★)
●オジー時だ(6曲)
・黒い安息日:N.I.B./Black Sabbath
・パラノイド:War Pigs/Iron Man/Paranoid(★)
・マスター・オブ・リアリティ:Sweet Leaf
※注:「★」印はプレス名盤『DEFINITIVE TOKYO 1980 SOUNDBOARD』で聴けなかった曲。
……と、このようになっています。そして、そんなフルセットを綴るパフォーマンスのカッコイイこと! 時差ボケから回復しつつ、牡蠣にあたることなど想像もできない充実感。ビシッと引き締まったタイト感は海外公演と同じでもありますが、そこに生まれて初めて黒髪の群れを前にしたテンションが上乗せされる。そして、独り日本のオーディエンスを知り尽くしたロニーが威風堂々とバンド全体を引っぱっていくのです。
万人にお薦めするのは大元カセット起こしのプレス名盤『DEFINITIVE BUER』。その事実は微塵も揺るぎません。本作の醍醐味は美音を極めることではなく、「録音史の歴史スペクタクル」にあります。この音があったからこそ、体調不良のFM放送に惑わされない本領を知ることができ、幾多のファンが音源地獄へと堕ちていった。そんな語り部サウンドを微に入り細に穿って復刻した2枚組。歴史の香り漂うアナログ・サウンド、どうぞ胸いっぱいに吸い込んでください。
★「1980年11月17日:日本青年館」公演の極上オーディエンス録音。プレス名盤『DEFINITIVE BUER』は大元カセット起こしでしたが、こちらは名門キニーの伝説LPから精緻にCD化。当時から「まるでサウンドボード」と呼ばれ続けてきたクリアさやダイレクト感は絶大で、妙にキーボードが大きかったFM放送よりよっぽど聴き応えがある。「東日本ベスト」と呼ばれた奇跡のフルショウを極上体験できます。
Disc:1 (48:18)
1. Supertzar
2. War Pigs
3. Neon Knights
4. N.I.B.
5. Children Of The Sea
6. Sweet Leaf
7. Drums Solo
8. Sweet Leaf(reprise)
9. Lady Evil
10. Black Sabbath
Disc:2 (41:59)
1. Heaven And Hell
2. Iron Man
3. Guitar Solo
4. Die Young
5. Paranoid / Heaven And Hell(reprise)
Tony Iommi - Guitars
Ronnie James Dio - Vocals
Geezer Butler - Bass
Vinny Appice - Drums
Geoff Nicholls - Keyboards
Shades 2461