プッチーニ:
歌劇《マノン・レスコー》
マリア・グレギーナ、
ルーチョ・ガッロ、
ホセ・クーラ、ほか
リッカルド・ムーティ(指揮)
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
演出:リリアナ・カヴァーニ
プッチーニの名声を確立することになった34歳の時のオペラ。
巧みなドラマ進行の中に、甘美な旋律や訴求力の強い歌を散りばめた傑作で、運命の美女マノンに翻弄されるデ・グリューの物語が胸に迫ります。
この映像は1998年にミラノ・スカラ座で収録されたもので、力強く情熱的な歌唱で人気を博していたホセ・クーラによるデ・グリュー役と、マリア・グレギーナのマノンという迫力ある組み合わせで、ムーティ指揮するスカラ座の面々が熱く美しい演奏を展開。映画『愛の嵐』、『善悪の彼岸』等の監督で知られるリリアーナ・カヴァーニの演出も作品にふさわしい雰囲気豊かなもので見応えのある仕上がりとなっています。
【あらすじ】
第1幕 フランス。アミアンの宿屋の前
デ・グリューは、学生や娘たちが集まる宿屋で、大蔵大臣ジェロンテに伴われたマノン・レスコーに一目ぼれします。しかし、彼女が明日、修道院に入ることを知り、夜更けに落ち合い一緒に逃げる約東をとりつけます。
一方、ジェロンテ大臣もマノン・レスコーを連れ去る計画を練っていましたが、そのことに気付いたデ・グリューは、先にマノン・レスコーとパリへ逃げてしまいます。
第2幕 マノンの家
デ・グリューとの貧しい生活に耐えられなくなったマノン・レスコーは、ジェロンテ大臣の愛人になります。ですが、デ・グリューのことが忘れられず、彼と一緒に逃げようとしますが、ジェロンテ宅の宝石などを持ち去ろうとして逮捕されてしまいます。
第3幕 ル・アーヴル港
デ・グリューはマノン・レスコーを助け出そうとしますが失敗。マノン・レスコーは売春婦の罪を着せられてアメリカに追放されることになってしまいます。デ・グリューは、マノンを送る船の船長にかけあい、一緒にアメリカに渡ることになります。
第4幕 ニューオーリンズ。荒野
アメリカで生活を始めたマノン・レスコーとデ・グリューでしたが、ここでも問題を起こしてしまい、荒野に逃げることになります。疲労したマノン・レスコーは歩けなくなり、デ・グリューは水を探しに行きますが見つからず、マノンはついに亡くなってしまいます。デ・グリューはマノン・レスコーを抱きしめながら号泣して終わります。