


図録本 ZENGA 帰ってきた禅画 展 白隠 禅林美術 掛軸 慧鶴 達磨 蓮池観音図 布袋図 仙厓 南天棒 雲水托鉢図 風外 豪潮 山岡鉄舟 慈雲 仏画 画賛 釈文 紙本墨画 仏教美術 臨済宗 禅僧 高僧墨跡 鄧州全忠
山下裕二 監修
渋谷区立松濤美術館
浅野研究所
2000年
30x17x2cm
堅表紙本
214ページ
※絶版
2000~2001年松濤美術館、神奈川県立歴史博物館、山口県立美術館開催展の図録本。
アメリカ・ニューオーリンズのギッター・コレクションは、個性溢れる日本美術コレクションのひとつとして知られています。
カート・ギッター博士は、1963年から65年までの日本滞在を機に、日本美術の蒐集を始めました。
日本美術の持つ「純粋で、シンプルで、素朴な」美しさ、とりわけ墨線の持つ多様な表現に魅せられた彼は、コレクションの中心に禅画を据えました。
本書は日本国内ではまず目にすることのない、南天棒と親交のあった山岡鉄舟のいろは歌屏風など、
珍しい作品が多数収録されています。
白隠慧鶴の作品多数、中原南天棒(鄧州全忠)の書画については現在類書もほとんど無く、さらなる研究が待たれます。
在外の日本禅画を知る上で大変貴重な資料となる一冊。
【序文より】
ギッター・イエレン財団コレクションの日本への初の里帰りを機に、「特別展 ZENGA 帰ってきた禅画―アメリカ ギッター・イエレン夫妻コレクションから―」を開催いたします。
白隠をはじめとする江戸時代の禅僧たちは、布教のために禅の精神を形にすべく、大胆でナイーヴな書画を描きました。戦後欧米でおこった「禅=ZEN」ブームの中で、各地にそれらのコレクションが形成されますが、中でも現在ニューオリンズに在住するカード・ギッター氏は、1963年から65年にかけて米軍の軍医として日本に滞在したのをきっかけに日本美術に深い関心を持ち、日本人にはまだ過小評価されがちであった禅画をはじめとする日本美術の蒐集に努めました。現在ギッター・イエレン財団のコレクションは、琳派や南画などの近世絵画の優品も含む大規模なものとなっていますが、氏が一貫して情熱を注がれた禅画は、その中核に位置します。近世禅の巨人・白隠の作品を中心に、明治にいたるその門下の作品を網羅する系統性に優れ、日本にも希な優品が多数集まることで知られています。
この展覧会は、ギッター・イエレン財団コレクションと、ギッター氏が寄贈されたニューオリンズ美術館の蔵品の中から選りすぐられた98点の禅画作品を中心に、国内の寺院や美術館や個人が所蔵する傑出した白隠の書画を合わせた120点あまりを展示して、禅画の魅力を紹介するものです。
【目次より】
「禅画」再考―アメリカにとってのZenga・日本美術史にとっての禅画 山下裕二
Reconsidering "Zenga" in terms of America,in terms of Japaneseart history
表現者白隠―その理解のためのノート 矢島新
西洋における禅画 スティーヴン・アディス
Zenga in the Western World
本展関係の臨済宗法系図
カタログ
白隠慧鶴
白隠の弟子1
白隠の弟子2
臨済(古月派)
曹洞・真言・天台
南天棒と明治の禅僧
白隠―国内からの特別出品作品
賛 釈文
略伝 年譜
主要参考文献
(収録作品一部紹介)
白隠 達磨、蛤蜊観音、布袋、福禄寿、人麻呂、神農、猿猴、盆石、一富士二鷹三茄子、龍杖、死、ほか
東嶺 円相、金毘羅大権現、主人公
遂翁 達磨、寒山拾得
霊源 達磨、芦葉達磨、白衣観音、一富士二鷹三茄子
弘巌 寒山拾得、十六羅漢、
仙厓 寒山拾得、布袋、老子、三福神、観世音寺、箱崎宮、竹
風外 達磨、布袋、芦葉達磨、指月布袋
慈雲 背面達磨 ほか
豪湖 箒と巻子 寒山拾得 神農 ほか
珍牛 普化禅師 寒山拾得
山岡鉄舟 いろは歌屏風
南天棒 達磨、背面達磨、雲水托鉢、雪達磨、案山子、大黒天、南天棒、払子、富士、円相、漢詩屏風
泥龍 雲水托鉢 忍耐 南天棒像 ほか
(国内の白隠作品)
白隠 大達磨、達磨、大燈禅師 座禅自画像 出山釈迦 蓮池観音 蛤蜊観音 七福神と鼠の正月 布袋すたすた坊主 維摩 人麻呂 一つ目達磨 百寿字 親、無 南無地獄大菩薩
ほか