1. 【基本情報|Release Information】
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フォーマット:LP
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アーティスト:森田童子
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タイトル:東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤(全集IV)
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レーベル:Atlantic(ワーナー・パイオニア)
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品番:L-6304A
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リリース年:1980年(再発)
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録音:1978年7月29日/カトリック関口教会・東京カテドラル聖マリア大聖堂
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付属品:帯、特典インサート×3(歌詞カード、写真譜、語録、短編小説等)
森田童子が残した唯一のライブ録音作品。その再発盤にあたる本作(全集Ⅳ仕様)は、モノクロ美学と冊子的特典群を伴った“音と静寂のアーカイヴ”として、原盤とはまた異なる位相の芸術的記録となっています。
2. 【構造と文脈|Structure & Context】
● “大聖堂の残響”と“語られた沈黙”の録音
録音場所は、東京都文京区のカトリック関口教会・聖マリア大聖堂。その荘厳な建築空間に反響するのは、森田童子の声と最小限の伴奏だけ。
観客の衣擦れ、椅子のきしみ、咳払いすらも含まれたこの録音は、「歌」を聴くというより**「場の記憶を聴く」体験**です。
音は残響をともなって拡散し、語られた一音一音が空間に浸透していくような録音構造を持っています。
● “全集IV”=モノクロ化と再編集による記録的側面の強化
1980年の再発盤では、カラーだったオリジナル・ジャケットがモノクロ仕様に変更され、歌詞や写真を含む4点のインサート資料が封入。
これにより、音源+活字+視覚情報=三位一体のパッケージとなっており、記録性・資料性が大幅に高められています。
内容としては、未発表短編小説や写真家・高梨豊による写真譜『姿勢』などが含まれ、森田童子という表現者を“見る”“読む”“聴く”ための多層的設計がなされています。
● “詩”としての収録曲群:孤独と対話の連作組曲
「地平線」「逆光線」「君は変わっちゃったネ」など、森田童子の詩的言語がそのまま音になった楽曲たちは、ライブでの語りと共鳴し、一種の“朗読詩集”のような感触を生み出します。
とりわけ「友よ泣かないのか」や「風さわぐ原地の中に」など、オリジナル・アルバム未収録曲を含む点は、この録音を“本番”以上の記録”に昇華させる要因でもあります。
3. 【状態詳細|Condition Overview】
メディア:NM-(軽微なスレのみ、再生良好)
ジャケット:NM-(RWスレ軽微、全体良好)
付属品:帯、インサート3点すべて付属(状態良好)
4. 【支払と配送|Payment & Shipping】
発送:匿名配送(おてがる配送ゆうパック80サイズ)
支払:!かんたん決済(落札後5日以内)
注意事項:中古盤の特性上、微細なスレや経年変化にご理解ある方のみご入札ください。完璧な状態をお求めの方はご遠慮ください。重大な破損を除き、ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします
『東京カテドラル聖マリア大聖堂録音盤』の1980年再発盤(L-6304A)は、単なるリイシューではなく、“アーカイヴとして再編成された別仕様”の作品です。
音響メディア、視覚資料、活字言語が交差し、森田童子という存在そのものを多層的に読み解こうとする試みが込められています。
沈黙と語りのあわいを聴くすべてのリスナーへ、音楽と空間の記憶装置としての1枚です。