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中古です。
レンタル落ちではありません。再生確認済みです。
新品で購入し、2, 3回再生しただけの美品です。
紙ジャケットの表面にはわずかのスレ、黄ばみがあり、端にはアタリがあります(画像1,2)。
盤面はきれいです。
CDが直接紙ジャケットに直接入っているタイプでしたので、不織布の袋に入れて挟んで発送します。取り出すときに落とさないようにご留意ください。
(2025年 12月 19日 6時 49分 追加)ピアノのエピファニー(直観)とアクション
「音楽には、その作品の中に内在する精神的な内容が備わっている。…音楽作品の場合、その内容は形式から切り離すことはできない。…音楽の意味とは、その姿そのものである。」 (ヴォルペ『音楽を理解するために』より)
ヴォルペとピアノ
ピアノはシュテファン・ヴォルペにとっての楽器であり、彼の想像力の遊び場でした。ベルリンでの若き日は、自身の作品を演奏するだけでなく、無声映画やキャバレーでの演奏も行っていました。ファシズムに抗う「芸術家の軍隊」に加わった彼は、共産主義者の集会のために多くの歌や行進曲を作曲しました。彼は民衆の音楽(ヴェルナキュラー・ミュージック)を強さの源泉と考えていました。
1. 行進曲と変奏曲(1933年)
この曲はマーラーの交響曲第5番の葬送行進曲を彷彿とさせる嬰ハ短調で書かれています。ヴォルペが書いた他の多くの行進曲とは異なり、この曲はソ連的な「社会主義リアリズム」の陳腐さを避け、ブゾーニやバウハウスの巨匠たちから学んだ「弁証法的モダニズム」を反映しています。
献名: 1933年にヴォルペのドイツ脱出を助け、後に結婚したピアニスト、イルマ・シェーンベルクに捧げられました。
2. 正義の志の善き精霊(1942年)
第二次世界大戦の最も暗い時期に計画された「励まし(Encouragements)」という連作の第1曲です。それまでの厳格なリズムから離れ、より自由で自発的、時には快活な雰囲気を持っています。抽象表現主義の世界を予感させるような、開かれた時間と空間を感じさせます。
3. エナクトメンツ(Enactments / 構成)(1953年)
3台のピアノのための5つの楽章からなる大作です。アレクサンダー・カルダーのモビール彫刻のように、楽章の順序は決定的なものではなく、どこから聴き始めてもよいとされています。
Chant(詠唱): 豊かで叙情的。「石が歌い、花、喉、クロロフィル、枯れ葉が歌う…」というヴォルペ自身の言葉がその性質を表しています。
In a State of Flight(逃走の状態で): 飛翔による解放と、パニックや恐怖が入り混じった「散乱するアクション」です。
Held In(閉じ込められて): 音の塊(クラスター)が中心にあり、そこからアクションが放射され、また戻っていく構造です。
Inception(開始): 発生、おぼつかない始まり、春の訪れのような展開。
Fugal Motions(フーガの動き): 集まる動きと散る動きの相互作用。27音からなるテーマがジャズのような感覚でリンクし、最後は巨大なモビールが静止するように終わります。