数回使用していますが、まだまだ綺麗です。ナイフ本体(刃もハンドルも)はもちろん、本革シースも、使用後は手入れしておりました。革砥や砥石で刃をタッチアップしたあと、天然の椿油をすり込み、きちんと手入れして保管しておりました。比較的コンディションは良好ですが、中古品ということをご理解いただいた上、写真を参考にご入札ください。ノークレーム・ノーリターン厳守でお願い致します。

今回の出品にあたり砥石と革砥で刃を整えましたのでコピー用紙がスパスパ切れるくらいには仕上がっています。刃の背の部分を研ぎ、片方の角(エッジ)だけ鋭くたててあるのでフェロセリウムロッドを擦れば火花を飛ばして火口に着火することも出来ます。また、この手のナイフなりどれもヒルトとブレードの境目が少し開いていますが、この隙間は購入後すぐにエポキシ樹脂で埋めましたのでタング部分への水の侵入の心配はありません。

他にも複数ナイフを出品しておりますので是非そちらもご覧ください。

【商品説明】
スカンジナビア半島の根本、フィンランドに拠点を置くケラム社は、北欧の伝統的なプーッコスタイルのナイフを中心としたラインナップが豊富な老舗ナイフメーカーです。

Fang(ファング)は、ウルフパック (Wolf Pack:狼の群れの意)シリーズの中でもウルヴァリンと並び、非常に存在感のあるナイフです。Fangという名前の由来は、直訳すると「鋭い長牙」。獲物を確実に捕らえ、仕留めるための強力で鋭利な武器である肉食動物の長い犬歯をなぞらえたものです。

北欧の伝統的なプーッコスタイルのナイフですが、ウルヴァリンなどの通常のプーッコナイフよりも刃長は長く、その形状はどちらかというとレウク(サーミナイフ)に近いかもしれません。(モーラナイフのガーバーグのように刃の腹が切先に向けて上にカーブしているのも特徴的です)しかし一般的なレウクほど刃長は長くないのでボリューム感のあるプーッコの位置付けになるらしいです。ハンドルも適度に太く、その分がっちりと握れます。普通に握るスタンダードフォアハンドでは力を入れやすく、木製のペグやフェザースティックも作りやすいです。バトニングに関しては、杉などの比較的柔らかい針葉樹の薪ならバトニングも可能ですが、節のある硬い広葉樹の薪は避けた方が無難、という情報もあります。(当方は手斧を持っているので、このナイフでバトニングをしたことはありません。)自重もそこそこあるのでチョッピングも可能です。また慣れてくればプッシュカットグリップでのカービングなども十分にこなせる汎用性のあるプーッコナイフです。

シャープな切れ味を誇る炭素鋼と、がっちり握ることができ使い込むほどに手に馴染んでいく美しいカーリーバーチ(白樺)材のハンドルは温かみがあり、これからの厳冬期には特に重宝します。また、伝統的なプーッコのシース形状をした本革のシース(鞘)も、使い込むほどに味わいが増していきます。

全長：24.4cm
刃長：12.1cm
刃厚 : 約3.3mm
重量：204g
ブレード(刃の鋼材) : 炭素鋼
ハンドル材：カーリーバーチ(白樺)
シース : 本革
生産国：フィンランド


（2025年 12月 15日 12時 34分 追加）
※5枚目の写真に写っている「ケラムのウルヴァリンプロ(下側のナイフ)」は、大きさの比較対象として並べているだけですので出品の対象ではございませんん。ちなみに「ケラムのウルヴァリンプロ(下側のナイフ)」は同時出品しておりますので、ご興味がありましたら是非ご覧ください。