ラッキークラフト LUCKY CRAFT ワンダー45 MLG FKアカキンフレークゴースト 45mm 2.6g
ラッキークラフトの「ワンダー」シリーズは、**“元祖シンキングペンシル”**として長年にわたりシーバスシーンを牽引してきた定番中の定番。 「引き抵抗がまったくないのに、なぜか釣れてしまう」——そんな直感的な違和感から始まり、やがて“他では釣れない魚が釣れる”という事実に変わっていく、唯一無二の存在感を持つルアーです。 最大の魅力は、ただ巻きで成立するシンプルさと奥深さの両立。風のない夜、水面が静まり返ったような状況でも、ワンダーはまるでヨタヨタと泳ぐ弱ったベイトのように自然体で魚にアプローチします。特に夜釣りでの釣果報告が多く、「ビーフリーズやバリッドでも反応しなかった魚がワンダーで喰ってきた」という声は数知れず。やる気のない魚に口を使わせる力こそが、ワンダー最大の武器です。
■ 基本アクション:とにかく“ただ巻き” ワンダーの使い方はとにかくシンプル。キャストして、1秒にリール1回転ほどの超スローリトリーブをするだけ。これだけで、ワンダーは水平姿勢を保ちつつ、細かくローリングしながらヨタヨタと水面直下を泳ぎます。 特に効果的なのが、潮目や明暗の境界。 ・潮目の奥へ投げ、ラインテンションを保ちながらゆっくりと巻く ・常夜灯などで明暗がはっきりしている場合は、明るい場所に投げ、暗い方へ向けて巻き続ける このシンプルな操作だけで、他のルアーでは口を使わないナーバスな個体がバイトしてきます。しかも水面直下という視認しやすいレンジでのヒットが多く、バイトの瞬間を目で楽しめるのもワンダーの醍醐味です。
■ シンキングペンシルならではの“飛距離”と“水平フォール” ワンダーは飛距離にも優れたシンキングペンシル。特に95mmやスリムモデルでは抜群の遠投性能を発揮し、広大なオープンウォーターや遠くのストラクチャーを攻略可能。 また、唯一無二の「水平フォール」も特筆すべきポイント。普通のシンペンが前傾姿勢で沈下するのに対し、ワンダーはラインテンションを軽くかけることで、自然な姿勢を保ったまま水平に沈むのが特徴です。 この特性を活かした「リフト&フォール」は、河川や潮流のあるエリアでとても効果的。アップクロスにキャストして、水の流れに乗せつつテンションフォール→リフトの繰り返しで、リアクションバイトを誘発します。
■ モデルの選び方と状況別の使い分け ワンダーはサイズや形状のバリエーションも豊富で、状況や狙う魚に応じた細かな使い分けが可能です。 ワンダー60・80:夜釣りでの表層ただ巻きに最も適したベーシックモデル。風のない静かな夜に特に強く、1秒1回転でのスローリトリーブで圧倒的な釣果を誇ります。 ワンダー95:遠投が必要な場面や「落ちアユパターン」などに有効。アップに投げて流れに乗せて巻くだけで、ビッグフィッシュの反応が得られます。 スリム70・90・110:特にバチ抜けやハク・稚アユ・アミパターンに強く、ナイトゲームのライトパターンに最適。細身シルエットによって風の影響を受けにくく、飛距離も向上しています。
■ 対応ベイトパターンと有効シーズン ワンダーは、以下のような様々なベイトパターンに対応可能です: バチ抜け(12~6月):ただ巻きが基本。ワンダースリムは特に効果大。 ハク・稚アユパターン(3~6月):サイズや巻きスピードの微調整がカギ。 イナッコ・イワシ(5~10月):95や110で広範囲を探る。 落ちアユ・サヨリ・コノシロ(9~12月):ゆっくり流す、水平フォールが効く。 アミパターン(12~6月):漂うようなナチュラルアクションで見せて喰わせる。 メバルプラッギング(12~5月):常夜灯周りでスローただ巻き。
ビーフリーズでもバリッドでも食わなかった魚が、 なぜかワンダーには反応してくる。 それが“釣れる気がしないのに、釣れてしまう” ワンダーシリーズの魔法。 春〜初夏はマイクロベイトパターン・稚アユ・ハク、夏はイナッコ・イワシ・イカ、秋冬はサヨリ・落ちアユ・コノシロ・ハタハタまで対応可能。シルエットとナチュラルなアクションが、どのベイトパターンにも適応します。 静かに、ゆっくり、ただ巻くだけ。 “釣ってる気がしないのに、釣れる。” それが、シンペンの元祖「ワンダー」の真骨頂です。