
【不定期値下げ中(急遽中止予定あり)】
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*商品について
かつて、主に受験参考書の出版で活躍されていた聖文社(後に聖文新社に改名)という会社から出版されていた「数学難問解法事典(大学入試)」です。その名の通り、1985年から1987年の間に出題された入試問題の中から、選りすぐりの難問が全分野に渡って433題も収録されており、総頁数542頁、厚さで言えば4cm弱もある大著となっております。しかも、いわゆる「問題のための問題」「数学的に意味のない問題」といった単なる難問とその解答を羅列しただけの問題集とは違い、序文にもある通り、難問と呼ばれるものの中でも、出題者である大学の教授ら自身の専門領域の研究過程で偶然思いついた材料をもとに作題されたであろういわゆる「背景知識のある問題」という入試問題として一級品の問題だけが厳選されており、それらに、井上正雄(東京理科大学教授)、猪股清二(玉川大学教授)、梅原純一(高知大学教授)、藤沢偉作(東京農工大学名誉教授)、和田秀三(東北大学名誉教授)を始めとした、恐らく実際に自身らも入試問題を作成した経験のある一流の数学者らによって、出題者の側に立つことで問題の本質とその背景、それの出題される意図を暴いた上で、スマートな解法だけでなく受験生の立場に立った解法を主とした解説がなされている為、指導者だけでなく受験生にも十分理解できるような内容となっているようです。また、「解説」「別解」「研究」と題して、問題の主解答と同じか場合によってはそれ以上の紙数を掛けて、スマートな解法や一風変わった発想の解法など、著者らの思いつく限りの別解が出来るだけ多く列挙されていたり、発展的な事柄や関連事項として、問題の元ネタである高等学校の範囲を超えた数学についても研究されていたりする他、参考文献として「数学セミナー(日本評論社)」「数学オリンピック」「不等式への招待(大関信雄、大関清太/共著 近代科学社)」といった初等数学マニアであれば誰もが一度は聞いたことはあるものの、過去問集や一般の参考書などの入試問題の解説では滅多に聞くことのない名前のものが挙げられているなど、著者らもその序文で自負している通り、単なる難問事典の範疇を超えた他に類を見ない大変ユニークな受験参考書となっています。そのため、本書で扱われている問題はその全てが実際に出題された入試問題なわけですが、その年度の大学の過去問集や借用している他の難問集を開いてみても、この事典ほど詳細に尚且つ深く研究してくれているものはないと思います。単に受験でそこそこの高得点が取れるだけのパターン学習によって身につく仮初の数学力などではなく、どんな問題が来ても初見で対応出来るような、東大入試数学などでも満点を取れる人間であれば誰もが一定数は有しているはずの「本当の意味での数学の実力(数学的センス)」を高めたい方にとっては「数学の本質とは何なのか」を知ることができる本書はうってつけだと思われます。また、本書は今から30年以上も昔に流通していた参考書である為、「2次曲線」「行列・1次変換」といった現行課程では扱われていない分野の難問が収録されており、その点でも重宝されるかと思います。恐らく、そもそも発行部数がそんなに多くなかった上に、出版社が廃業になってしまったため、なにかとプレミアが付きやすい聖文社の数学参考書の中でも、特にこの本は人気なのか、メルカリやですらほとんど出回ることがないようです。最後に、「背景知識のある問題」「数学的に意味のある問題」というのがどういう問題を指すのかがよく分かる文章を引用して終わりにしたいと思います。
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(サイエンスインタビュー第3回 「挑戦し、極める」 飯高茂教授:学習院大学理学部公式サイトから一部引用)
「実際の研究では足し算と掛け算ばかりですよ。ときどき微分とかしますが、扱うのは多項式ですから簡単です。とても抽象的で難しそうな数学も、ある個別の問題に適用すると最終的には高校生がやるような計算になります。 そんな計算を何度も何度も繰り返すうちに理論というものができあがっていくんです。〜〜最近は、計算技術よりも数学的思考にばかり重点を置く風潮があります。計算はコンピュータにやらせれば良いというわけですが、これはいただけませんね。でも、ただ計算練習を繰り返せば良いのかと言うとそうでもない。 抽象的な現代数学の中から一部分を抜き出して具体的な形にすると初等的に意味のある計算問題ができる。意味のある計算を繰り返すうちに数学的対象の本当の性質が見えてくる。 これが、『数学がわかった』という感覚、小平邦彦先生(飯高先生の師、フィールズ賞受賞者)のおっしゃった『数覚』を育むことになるのだと思います。 理想的な数学教育というのは、そういう意味のある計算問題が提示できる、つまり現代数学にある程度の理解があってそれを初等的な形に応用できることだと思うんです。」
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商品名:数学難問解法事典(大学入試)
編集者名:聖文社編集部
編集・執筆者名:井上正雄,猪股清二,梅原純一,菊池兵一,鈴木次雄,丹野雄吉,富永晃,新倉秀雄,藤沢偉作,和田秀三
出版社:聖文社
発行年月日:平成元年2月25日
版・刷:初版第1刷
総頁数:542頁
【目次】
*画像をご覧下さい。
*状態について
函・本体カバー付き。書き込みありません。函に経年によるヤケ・シミ・ヨレ・擦れ傷・薄汚れ有り。本体の天・小口・床、扉、見返し(遊び紙)、本文の1頁目にシミ有り。出版社のハガキ付き。
*商品の「同梱&値下げ」について
入札前に限り、商品の同梱に伴う配送料分の値下げが可能です。商品ページを一つにまとめて新しい商品として再出品する、という形で同梱を行うので、ご希望の方は、必ず入札前に質問欄よりお知らせ下さい。
(注:配送料分を値下げしなくてもいいから同梱したい、という方は、特に何もせずに単品で購入して頂ければ、が同梱依頼の画面を出してくれると思います。)
*配送について
入札前に限り、ご希望のより高価な配送方法にも変更可能です。本来の送料¥750(こちら側が負担)(→②.)を超過した分だけ、商品を値上げさせていただく形で、購入者様にご負担していただくことになります。その場合、必ず入札前に質問欄よりお知らせ下さい。
備考
①.同梱することで、元々の配送料より高くなるような組み合わせの商品の場合、同梱を承諾せず、そのままの状態での購入をお願いする可能性があります。ただし、購入者様に本来の送料の超過分をご負担頂けるのであれば、入札前に限り、本来の送料よりも値段が高い配送方法での同梱も可能です。
②.こちらの商品は特にご指定がない場合、おてがる配送(ヤマト運輸)「宅急便(EAZY)」(¥750)で配送する予定です。