『ヨーロッパ・コンサート2013 フロム・プラハ』
● ヴォーン・ウィリアムス:トマス・タリスの主題による幻想曲
● ドヴォルザーク:聖書の歌 Op.99
● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』
マグダレーナ・コジェナー(メゾソプラノ)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
サー・サイモン・ラトル(指揮)
収録:2013年5月1日 スペイン・ホール、プラハ城、チェコ(ライヴ)
字幕:英独仏
ベルリン・フィル毎年恒例のヨーロッパ・コンサート。毎年歴史的な建造物でコンサートが行われることでも注目されており、2013年は古都プラハ城内の絢爛豪華なスペイン・ホールが選ばれました。プラハ城は首都プラハを流れるブルタワ川沿いにそびえ立っています。そこに、自身の貴重な芸術コレクションを展示するためにルドルフ2世が建設した有名なスペイン・ホールがあります。
最初に演奏されたのは、ヴォーン・ウィリアムズの『トマス・タリスの主題による幻想曲』。ルネサンスの作曲家トマス・タリスが作曲した「大主教パーカーのための詩編曲」の旋律をモチーフとしてヴォーン・ウィリアムズが3群の弦楽合奏のための幻想曲として作曲した作品。3つに分けられたアンサンブル(弦楽オケ、小編成弦楽アンサンブル、弦楽四重奏)が、絶妙に絡み合い、呼応しながら醸し出す弦楽の響きが印象的で、ラトルの微妙な解釈がさすがと思わせる演奏です。
そしてチェコの名花マグダレーナ・コジェナーによる、ドヴォルザークの『聖書の歌』。チェコ語の旧約聖書の「詩篇」を用いた10曲からなる歌曲集で、ドヴォルザークがニューヨーク時代に書き上げたもの。ドヴォルザークはこの曲集のうち、5曲を管弦楽伴奏版に編曲し、残りの5曲はチェコ・フィルの指揮者であったツェマーネクが編曲しました。雄弁なオケとコジェナーの美しい歌声、巧みな表現力に圧倒される演奏です。
メイン・プログラムであるベートーヴェンの交響曲第6番は、現代的で洗練されたラトルならではの演奏で、生き生きと聴かせてくれます。
コンサートマスターは、樫本大進が務めています。