-- 送料込み　受不受決疑釈（じゅふじゅけつぎしゃく）江戸時代　寺子屋　日蓮宗　

書籍の解説

1. 書名と内容
書名：「受不受決疑釈」
著者：沙門釈日蓮（鎌倉時代の日蓮宗開祖）に帰される。
内容：
「受不受」とは、法華経の信者が受持するか否かによって救済があるか、仏法に背くことになるかを論じた教義的な議論。
日蓮が法華経を根本に、日本における仏法の正統を主張する中で、信仰を受けるか受けないかを「決疑」したもの。
つまり、信仰を受け入れるかどうかで未来の救済が決まる、という強い宗教的メッセージを持つ。

2. 形式と特徴
版本：江戸時代の木版本（寺院版または在版の可能性が高い）。
表紙：「受不受決疑釈」と墨書、外題あり。
内題・奥書：「洛北鷲峰沙門釈日蓮撰」などの記載。
朱書き・墨書き：本文中に赤字や朱墨の加筆あり。寺院での学習・講義に用いられた可能性が高い。
印章：朱印や黒印があり、寺院蔵書または信徒の所蔵を経ていることを示す。
装丁：和綴じ。外装の布地は後補（新しい和紙や裂で補修されている）。

3. 歴史的背景
この書は、日蓮宗の布教・教学において重要な立場を占めた一書で、特に江戸時代には檀信徒向けの教学や寺子屋教育にも使われた。
他の仏典（例えば「神仏冥応論」や「立正安国論」など）と並び、日蓮宗の神仏観・法華経絶対観を学ぶための必読書とされた。

価値について

古書としての価値は以下の要素で判断されます：
1.書名の知名度・重要度
『受不受決疑釈』は日蓮宗の教義書として有名で、研究資料的価値がある。
ただし、流通数は一定程度あるため「超稀少本」ではない。
2.状態
表紙はやや擦れがあるが本文は良好。朱書き・墨書きはむしろ研究資料としてプラス評価されることもある。
布地補修あり（後世の改装）。オリジナルの状態より評価は下がる。
3.蔵書印・署名
朱印や墨書は由緒を示す可能性があり、出自が特定できれば価値が上がる。

状態は画像で判断してください
古書店より購入

その他、貴重な書物出品致しております

出价者

信用

价格

时间