-- ラフカディオ・ハーン小泉八雲「知られざる日本の面影」初版全2巻揃 1894年刊

『Glimpses of Unfamiliar Japan』知られざる日本の面影

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『Glimpses of Unfamiliar Japan』（1894年）は、ギリシャ生まれでアメリカに渡り、のちに日本に帰化した作家・民俗学者ラフカディオ・ハーン（Lafcadio Hearn）による、彼の最初の日本体験記をまとめたエッセイ集です。
この作品は、西洋にとってまだ「神秘の国」であった明治時代の日本を、深い共感と洞察をもって描写したものとして高く評価されています。

内容の特徴と主なテーマ
1.「見知らぬ日本」への愛と驚き
ハーンは、日本の小さな町や村での生活を通して、西洋には存在しない価値観や感性、宗教観、共同体意識を目の当たりにし、その美しさと繊細さに感動しています。特に、日本人の礼儀正しさ、他者との調和を重んじる文化、死生観に深い興味を示しています。

2.民話・神話・宗教的習俗の記録
ハーンはただの観光的な描写ではなく、神道や仏教、民間信仰、祖先崇拝、幽霊信仰などについても深く掘り下げています。彼は、日本人の精神性の根幹にあるものとして、それらを敬意をもって紹介しました。

3.日本語と日本人との距離感
ハーンは自ら日本語を学び、現地の人々との関わりを通して観察しています。その中で、日本人が西洋人に対して抱く好奇心や、時に見せる内と外の違い（二面性）についても、客観的かつ詩的な視点で描いています。

『Glimpses of Unfamiliar Japan』は現在も英語圏・日本語圏問わず多くの読者に読み継がれており、観光や外からの視点だけでは捉えきれない「内なる日本」を描いた貴重な記録とされています。

2巻とも扉に同一の書き込み、第2巻扉下に裂けはあるものの、大きな破れ、汚れは見当たらず比較的良い状態が保たれいます。

タイトル：『Glimpses of Unfamiliar Japan』（知られざる日本の面影）
著者：Lafcadio Hearn（ラフカディオ・ハーン）
言語：英語
出版社：H.O.Houghton & Company
出版年：1894年
頁数：第1巻342ページ、第2巻357ページ
装丁：クロス装　天金
サイズ：21.0㎝×13.8㎝

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同梱出来ますので是非ご覧になってください。

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