
Mary Davis Separate Ways - メリー・デイヴィス
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The S.O.S. Bandのオリジナルメンバーでリードボーカルを長年務めてきたMary Davisのソロデビューアルバム(1990年作)。
ソロ活動に先駆けて1987年に彼女はグループを脱退(後釜はChandra Currelley-Young)、数年の準備期間を経てアルバムリリースに至ったのだが、作品は古巣と同じTabuレコードから発表された。古巣との関係は良好なのだろうか、それを裏付けるように彼女は数年後にThe S.O.S. Bandへ復帰している。
さて、大御所のデビュー作ということでBabyfaceらLaFace組の制作曲があるなどトピックもある。
Mary Davisの声はどちらかと言えば可愛い部類に入るので、楽器を用いた綺麗な楽曲などとの相性が良さそうだが、このアルバムでは90年作らしい機械的なニュー・ジャック調のアップが中心。
(1)"Don't Wear It Out"はL.A. ReidとBabyfaceによるシングル曲で、Pebblesも共同制作者に名を連ねている。かなり攻撃的なアップソングで、Johnny Gill"Fairweather Friend"辺りと同系統のナンバー。彼らのプロデュース曲はこの(1)だけだが、お馴染みDaryl SimmonsとKayoが(5)"I Get Nervous"、(8)"Have You Been Loved?"を手がけている。(5)にはバックコーラスとしてAfter 7が参加しているが、どうやらLaFace組による楽曲群は、前年にリリースされたAfter 7のデビューアルバム収録曲と同時期に制作されたものと考えて良さそうだ。ちなみに(8)もシングル曲だが、LaFace組による楽曲の中ではこの曲がベストだろう。
残りの6曲がLaFace組以外のプロデューサー達が担当した曲なのだが、アップソングは総じてLaFace制作曲と似通っている。その中では彼女の可愛らしい声がフックが耳に残る(2)"Baby, Baby"が白眉か。表題曲のバラード(3)もまずまず。ちなみにこの(2)(3)などを手掛けたBernard TerryはReady For The Worldの作品で名前を見ることのできるプロデューサーだ。