专业雅虎代拍，雅虎拍卖），日本代拍，日拍，日购，yahoo代拍,，转运,代收包裹,日本购物网(www.gouwujp.com -- ● EP ペギー葉山 / 南国土佐を後にして / ドクトル・ジバンヌ / 59 King EB-164 / 武政英策音羽たかし川上義彦戦後ご当地歌謡金字塔

基本情報｜Release Information

記憶は歌に編まれ、帰郷は制度によって配信される。

レーベル：King Records
品番：EB-164
フォーマット：7インチEP, 45RPM
国：Japan
リリース年：1959年
タグ：Kaykyoku, Regional Song, Postwar Culture, Female Voice, Migration Narrative, Cultural Adaptation

作品の解読｜Decoding the Work

「南国土佐を後にして」は、戦争体験・集団就職・地方表象が、昭和の制度下で“歌謡の形式”へと再編された、戦後歌謡の臨界点である。
作詞・作曲は武政英策。高知出身の兵士たちの間で歌われていた伝承歌を、戦後に採譜・再構成し、集団就職世代にとっての“帰れぬふるさと”のメタファーとして再生産した。
1958年、NHK高知放送局のイベントでペギー葉山が歌唱し、翌年にレコード化。たちまちのうちに全国的ヒットとなった。

ペギー葉山の声は、この曲において「ふるさとを持たぬ声」に仮託されたナレーターとして機能する。
感情を過剰に演じることなく、むしろ感情の“型”をなぞるような歌唱が、聴き手の記憶装置として機能する。
川上義彦のアレンジは、民謡的語法と昭和モダン歌謡のリズム感を接続し、郷愁が“現代化”されて聴こえるための制度設計を徹底している。

この楽曲の文化的軌跡はメディアを越えて展開された。1959年には日活によって映画化され、ペギー自身が主演。
また高知市のはりまや橋公園には歌碑が建立され、歌が都市のランドマークに変わるという、戦後型ご当地化プロセスの一つの完成形を示した。

B面「ドクトル・ジバンヌ」は、トルコのポピュラーソングを原曲とし、音羽たかしが日本語詞をつけた楽曲。
川上義彦の編曲によって、「異国的であること」そのものが聴覚的に統制され、歌謡曲の語彙で再構築された異文化音楽の日本的定着がなされている。

A面＝制度化された「帰郷の物語」／B面＝制度が翻訳した「異郷の情緒」。この両曲は、1959年の日本において“声をどう制度に順応させるか”という文化的実験の成果であり、
ペギー葉山という歌手が持つナショナルな“語りの身体”のあり方をめぐる音響的記録でもある。

状態詳細｜Condition Overview

メディア：VG+
スリーブ：EX+

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